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Amazon WorkMail で独自ドメインなメールアドレスを作る
はじめに
MailChimp でメールを配信する際に独自ドメインのメールアドレスが必要になったので何か良いメールサービスはないかと探していたら ぴったりなものが AWS にあった。Amazon WorkMail というエンタープライズ向けのサービスらしい。
Amazon WorkMail は、強力なセキュリティ管理や既存のデスクトップとモバイルクライアントのサポートを行う管理型 Eメールと予定表のサービスです。
わかりやすい例えとしては Gmail だ。一応 Google Calendar 的な予定表アプリも付いている。モバイルのメーラーからアクセス(Exchange)もでき申し分ない。Amazon WorkMail は以下の条件を満たしていたので使うことにした。
- 独自ドメイン
- GUIで操作
- 低コストで運用
- モダンなサービス
- 他のサービスとの連携が容易
価格
1ユーザーあたり 4USD/月 で Google Apps よりも 1USD ほど安い(為替の状況にもよるが)。
制約
現時点(2016年10月28日時点)では米国東部・米国西部、EUリージョンでしか利用できない。個人的に利用するメールであればこれらのリージョンでも特に問題はない。
設定手順
細かい手順まで説明するのは大変なので箇条書きレベルで設定の流れを残しておく。
- コンソールから Amazon WorkMail にアクセスする
- Organaization を作成
- Organaization で ドメインを登録
- DNS(Route53) を使ってドメインの認証とセットアップ(TXT や MX などのレコード追加)
- Domain verification status が
Verified
になっていることを確認 - User(Mail Address) を追加
- Web アプリにアクセス
https://<YOUR_ORGANAIZATION>.awsapps.com/mail
これで独自ドメインのメールアドレスが使えるようになる。
終わりに
Google Apps を契約するほどではないけれど、ドメインサービスが提供するメールサービスは使いたくないような時にぴったりな気がする。